昨日。プロジェクトセカイ ワンダショちゃんねる #29 にて、プロセカ楽曲追加情報が発表されました。
個人的大注目は、椎名もたさんの楽曲が3曲も追加されたこと。
これを機にもたさんの音楽が広まっていったらいいなという心持です。
正直私は音ゲーは苦手なので、ボカロってことで興味はあるけどガチにはなれないプロセカ……でも、この時の速報をTwitterで見たとき、私は心から、感謝、感動、歓喜しました。
運営さんありがとう。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、早速もたさんの音楽などをご紹介していきたいと思います。ぜひお読みください。
椎名もた(ぽわぽわP) とは

これは椎名もた(ぽわぽわP)さんのニコニコ動画のアカウント。
ボカロ黎明期から活動していらっしゃった方で、その独特な世界観に惹かれた人も少なくないはず。ニコニコ動画のアカウントに残っているもので一番古い曲は「おはよう。」で、2009年8月に投稿。当時おそらく14歳。初期は仁王立ちと名乗っていたよう。「曲がぽわぽわしている」ことから、ぽわぽわPと改名したようです。後に所属会社のレーベル、もたさん自身の意向で「椎名もた」名義も使い始めたそう。
彼自身、音楽をかいていくことに、苦心し、時に傷つき、しかし音楽が好きで、人生の中心にすることも厭わなかったんだと思います。そのことがよくわかるインタビューはこちらです。

他の各インタビューもぜひお読みください。彼の人間性や葛藤がよくわかります。
残念ながら、2015年7月に20歳という若さでお亡くなりになっています。当時、椎名もたさんを知ったばかりだった私は突然の訃報に驚きました。最期のツイートなどから、様々な憶測をする記事も立ちました。しかし、私はもたさんの死についてあれこれ考察する必要ないと思っています。私たちは、彼を想いながら、彼の音楽を語り継ぐだけで十分かと。
代表曲
Q 【自問自答の歌?高音が気持ちいい】
さぁ 掻き鳴らせ 証明の歌
ボカロ曲の歴史に名を刻んだ、最強のロックナンバー。
早口のAメロ、サビで突然高音から始まるなど、歌うのは高難易度ながらも楽しい一曲。にじさんじの方々が歌ったりなど、今でも定期的に話題になりますね。この曲のメロディーはどこか退廃的ながらも希望を追い求めるように輝いているのが印象的ですね。ガスマスクの少女のイラストも素敵。
その歌詞には、個人的にもたさんの「何もない自分が、このまま音楽を書き続けていいのか」というような自問自答がうかがえるような気がしています。タイトルの「Q」、サビの歌詞の「証明」など、何か明確な答えを欲している。そう思います。
ストロボラスト 【寄り添ってくれる歌。辛い時はぜひ】
誰かが生きてく一秒ずつ 言葉にできたならば
僕は生きてく気がするのさ。 言葉をばらまくように
無機質でどこか優しげな音とキャッチ―なサビが印象に残るこの曲。
この曲と出会ったとき、私は泣きました。なんて、聴く人に寄り添ってくれる曲なんだろうと。「まだ気づかないのかな? 僕は僕らしく歩き出しているのさ。ほら、また。」という始まりの歌詞は、「自分らしさ」を見失いがちな時、「努力」を押し付けられたとき、など、辛い時に何度でも聞きたいフレーズです。
跳ねるような音に合わせて優しい言葉が紡がれていくこの曲が、私は大好きです。きっと今も、誰かの居場所になっている曲のはず。
アストロノーツ 【泣きたい時に。素晴らしいセンチメタル・メロディー】
今目をつむって 耳をふさいで歩き出したよ
君の声も君の笑顔も 見れないままだけどそれも良いかも。
ゆったりしたリズム、ボカロ曲の中でも長尺な一曲。
私が初めてもたさんを知ったのはこの曲でした。重く響くギターが最高。センチメタルな歌詞と音楽は話題を呼びました。もしも話の歌詞がまるで絵本を読むように奏でられます。サビは決心したような力強いものになっています。長い曲だとは思えないほど聴き入れる一曲。
「後悔」がひとつテーマになっているように感じます。歌詞の中の「君」へのラブソングとも聴こえる名曲ですね。インタビューで音楽と恋愛に生きる執着があるとおっしゃっていたもたさん。想う相手がいたのかもしれません。
少女A 【大人の言うことは綺麗すぎて嫌になる。反抗の一曲】
ああ 「時に 時に 躓いたって、」
寒い寒い寒い寒い寒い
寒い寒い寒い寒い寒い
寒い寒い寒い寒い 言い寄らないで
めちゃくちゃにこの曲が刺さった人は多いはずです。
もたさん自身インタビューで「反抗」とも言い表していたこの曲。思春期の少年少女、もしかすると大人になり切れない大人も、「大人の言う都合の良い綺麗事」にゾッと寒気がした、というサビには共感した人が多いのかも。
歌詞の他の部分も、フラストレーションが詰まっているように感じます。どうにもならない苛立ちをロックに歌い上げたこの曲は、「大人」に疑問を持つ人たちへ共感とスカッとした爽快感を与えるのではないでしょうか。
シティライツ 【中毒性が高い!ポップでかわいい曲】
曖昧な君に贈るよ ゴキゲンでキザな歌を
誰かの気持ちはじけた 僕らはどう言った?
音も歌詞もかわいい一曲です。
最後のCメロがドキッとするような歌詞とメロディーですが、全体的にポップで、明るい曲になっています。最後の暗いところで曲の陰影がクッキリしてて好きです。転調も含まれていて、聴いていて飽きがこない曲だなと思います。
曖昧な君、と、ここでも「君」が出てきます。これが、音楽で悩む自分自身に向けてなのか、歌を届けたい人がいたのかはわかりません。
パレットには君がいっぱい 【怒涛に流れてくるサビの歌詞が魅力的】
想像中の相対性に
方向性のあくる日々を
サビはテンポも速く、歌詞にも言いたいことが多く詰まっているように感じられる一曲。
Bメロが特に好きで、上の載せた歌詞もBメロのものです。ここで間でドラムやギター(?)が掻き鳴らされるのが一番好きです。どんな楽器を使ってその音を出しているんだろうという楽しさもこの曲の中にはあると思います。
サビでは、様々な年代の人々が、体の一部を塗りつぶしていくのですが、小学生は顔に泥塗って、と、無邪気な感じだったのが、大学生は肺に色塗って、と、どんどん大人になっていく感じでなんとなく切ない。
個人的名曲
さよーならみなさん 【ポジティブな変化の境目の曲】
群を抜いて明るい曲です。ネガティブな「さよーなら」ではないのかなって。
最初の1,2,3,4!は、もたさんの声かな。インタビューでこの曲について、「行ってきまーす!みたいな感じ」とおっしゃていました。間奏などに出てくるピアノの調べが元気なんですがとても美しい。私はこの曲が一番好きです。
シティライツが好きな方はハマるはず。
うたをうたうひと 【不思議な気持ちになる曲】
弧を描いた 空を切った
誰かの歌で僕は
そこに行って どこに行って
わからないまま ただ
音ズレを効果的に利用した曲だと個人的に思います。
サビではなく最後に題名回収するのがすごく好きです。暗いか明るいかで言うと明るいなと思います。でももたさんの音楽って訴えかけている感じがどの曲もあって、だから暗い明るいで一言言い表せるようなものではないと思ってます。
パレットに君がいっぱいが好きな方は好きかも。
3年C組14番窪園チヨコの入閣 【ゲーム音がたまらない!かわいい曲】
おはようは別れの時に
さよなら=またね
すごく独特な世界観、MVもとてもかわいい。猫は何で出てくるんだろう。
ゲーム音楽チックな感じで、ピコピコ音が目立つこの曲。ものすごくキュートで大好きです。おはようは別れの時にっていう歌詞が不可思議でいいですね。
ストロボラストが好きな方はぜひ。
椎名もたさん、大好きです。
辛い時に私がいつも聴いていたのはもたさんの曲でした。
今度のプロセカ収録で、悩める人たちに、椎名もたさんの、ポップで、しかし少し陰のある曲たちが、届けばいいなと思います。
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